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胃カメラ

鼻、または口から、スコープとよばれる先端にカメラや照明などが付いた細い管を挿入し、食道から胃、十二指腸までの上部消化管の粘膜の状態を観察する検査です。特殊光観察などを使うことで、がんが疑わしい部位や炎症のある部位を見つけ出すことができます。胃バリウム検査と比較して粘膜を直接観察でき、必要であれば生検検査もできる点で優れます。

 

当院では「過去に胃カメラをうけてつらかった...」「初めて胃カメラを受けるから不安...」
そんな方でも苦痛少なく安心して検査を受けていただけるように様々な工夫をしております。胃カメラがつらい、怖いというイメージをお持ちの方も、ぜひ一度ご相談ください。

 


経鼻・経口から選べる胃カメラ

胃カメラには、鼻からスコープを挿入する経鼻検査と、口から挿入する経口検査があります。経鼻内視鏡による経鼻検査では、スコープの先端部が約5.9mmと細く、嘔吐反射のある舌の付け根への刺激が少ないため、より楽に検査を実施できます。また、鎮静剤を使用せずに検査を受けられる場合は、リアルタイムでお話しすることが可能です。鼻血が出やすい方などは経口検査をお勧めします。

『ほぼ眠った状態』で受けれる検査

胃カメラの一番のハードルはやはりその苦しさです。当院では鎮静剤(麻酔)を用いることで、『ほとんど眠った状態』での検査が可能です。鎮静剤使用後にお休みいただくリカバリールームを完備しております。
※鎮静剤を用いた場合、ご自身の運転による自動車・バイク・自転車でのご帰宅はお控えいただいております。

一度に胃カメラも大腸カメラも

当院では、お仕事などで複数回来院するのが困難な方でも検査を受けやすいように、胃カメラと大腸カメラを同日に受けることができます。
同日検査をすることで、検査前の食事制限や鎮静剤の使用、検査後の運転制限を1回で済ませることができ、通院回数を減らしたり検査による負担を軽減できます。

最新鋭の内視鏡システムを導入

当院では、富士フイルム社の最新鋭・最上位の内視鏡システム「 ELUXEO 8000」(2024年5月発売)を導入しております。このシステムは高出力4LED光源を搭載しており、さまざまな観察モードを利用し、検査目的に最適な方法で、炎症の診断や微小な病変の発見を支援する内視鏡システムです。胃スコープも最新機種を導入することで高度な観察性能が実現し、早期診断を可能とします。

内視鏡専門医による検査

当院の内視鏡検査は、日本消化器内視鏡学会が認定する専門医の資格を持った医師が行います。確かな内視鏡知識をもとに見落としのない正確な検査を行うことができます。

土曜日の午前中の胃カメラ

当院では、お仕事などで平日に時間を確保することが難しい方にも検査を受けていただきやすいように、土曜日の午前中も胃カメラが可能です。お気軽にご相談ください。

こんなお悩みはありませんか?
  • 飲み込みにくい、胸やけがする
  • 吐血
  • 胃もたれ・腹痛
  • 便が黒い
  • 胃バリウム検査で異常があった
  • ピロリ菌検査で陽性と言われた
  • 家族に消化器系の癌の人がいる
  • 40歳を過ぎているが、
    一度も胃カメラをうけたことがない
食道の病気

など

胃・十二指腸の病気

など

  1. 事前診察
    一度事前の外来受診をお願いいたします。当院外来日であれば、消化器内科外来日でなくても構いません。内服しているお薬があれば、内容が分かるもの(お薬手帳など)をご持参ください。なお、食事状況や検査枠の空き状況によっては初診当日での検査も可能な場合もありますので、ご希望の際は事前にお電話にてご相談ください。
  2. 検査前日
    夕食は20時までに済ませてください。その後、お水・お茶でしたら飲んでいただいて構いません。
  3. 検査当日
    検査終了まで絶食となります。お水・お茶は検査の2時間前まで飲んでいただいて構いません。服用する必要がある薬がある場合は、事前にご相談ください。ご来院いただき受付を済ませた後、内視鏡室にて消泡剤を服用していただき、挿入方法(経鼻か経口)に合わせた麻酔を行います。
  4. 検査中
    検査時間は5~10分程度です。 経鼻内視鏡の場合は検査中会話可能ですので、ご質問があればおっしゃってください。
  5. 検査後
    検査画像をご覧いただきながら、結果をお話しいたします。検査の際に、生検検査(組織を一部採取して病理で検査すること)を行った場合は、およそ2週間後に病理結果が分かりますので、後日改めて結果を外来にてご説明いたします。※鎮静剤(麻酔)を使用された方は、1-2時間程度休んでいただき、覚醒後に検査結果をお話しいたします。
  6. 帰宅後の注意
    検査後約1時間はお食事をしないでください。それ以降は、いつも通りのお食事をしていただけます。また胃カメラ時に空気を入れるため、検査後はお腹が張ることがありますが、時間とともに軽減されるため、心配する必要はありません。 
診療時間
午前中(9:00~)
胃カメラ
午後(13:00~)
大腸カメラ
胃カメラの予約はどう取ればいいですか?

基本的には一度診察にお越し下さい(消化器内科外来日でなくても構いません。当院外来日であればいつでも検査予約は可能です。詳しくは外来案内のページをご参照ください)。お話しをうかがい、後日の検査日程を決めさせていただきます(人間ドックや健診で異常を指摘されている場合、診察の際に検査結果をお持ちください)。なお内容によってはお電話での胃カメラの予約も可能な場合がございますので、ご希望の際はお問い合わせください。

胃カメラは初診当日でも受けられますか?

食事状況や検査枠の空き状況など条件次第にはなりますが、初診日当日の胃カメラにも対応できる場合があります。初診当日の検査をご希望の場合は、受診前にお電話にてお問い合わせをお願いいたします。

胃カメラにかかる時間はどの程度ですか?

検査自体は、5~10分程度で終了します。ただし、事前準備や、鎮静剤を使用した場合に検査後1-2時間程度お休みいただく時間もありますので、来院されてから帰宅できるようになるまでは約1時間30分~2時間30分程度かかる場合があります。お時間には余裕をもっていただきますようお願いいたします。

胃カメラ検査に必要な持ち物はありますか?

検査中に使用するため、タオル1枚のご持参をお願いいたします。他に診察券、健康保険証、事前に問診表や同意書など渡されている場合は、事前に渡された書類もお持ちください。

胃カメラ検査前日の食事で気を付けることはありますか?

以下のものは摂取を控えてください
・高脂肪の食品(揚げ物や油っこい料理、肉の脂身など)
・高繊維の食品(生野菜や果物の皮、種などの食物繊維が多いもの)
・辛い食品や刺激物(唐辛子や香辛料、コショウなどの刺激の強い調味料)

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